住宅ローン金利が、、いきなり上がる？かも・・・

 

以前までは都市銀行の収益を牽引してきた住宅ローン。

 

変動金利の基準金利は2001年4月は2.375％

現在は2.475％、ここ18年間大きな変動はありません。

 

しかし各行獲得競争により、

実際の適応金利を他行より有利にするため

基準金利から金利優遇を設定して

割引をしてきたのです。

図のように

2001年4月では優遇金利は0.3％だったものが

競争により大きくなり現在は条件によっては1.85％以上

となっています。

 

 

ここに日銀が

ゼロ金利どころか、マイナス金利を導入したために

銀行の住宅ローンの採算性は

ほぼゼロとなってしまいました。

（マイナスとなっている銀行も・・）

そのため昨年末にメガバンクが住宅ローン事業の

縮小、一部撤退を打ち出したのです。

 

住宅ローンから銀行が撤退しはじめると

競争原理は薄くなりますので

今1.85％もある優遇金利は存在価値がなくなります。

 

いきなり無くなったら・・・

基準金利で借りることになります。

 

もしも3000万円を借りた場合

0.60％　35年返済　79,208円

これが2.475％になると・・106,846円

総支払額は1000万円以上増えてしまいます（＞＜）

 

 

基準金利は変わらなくても

この優遇金利が廃止、縮小されると

実質適応金利は急に上昇となるのです。

そんな時期、アメリカの金利上昇の影響や

原油高による物価上昇等による物価上昇率のアップ

 

もしかすると

2.0％物価目標が達成されなくても

日銀がゼロ金利政策を転換する可能性も・・・

 

基準金利が上昇することもありますし

優遇金利の幅が縮小となるかもしれません。

これではダブルパンチ！！

 

しかし、、

それは・・いきなり来ます！

 

もし住宅ローンを借りるのであれば・・・

 

金利優遇幅が限界となっている

今なのかもしれません。