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「住まい」について今旬に感じたことを掲載しております。

暮らしにくいお家は、時と共に益々住みにくくなってしまいます。

2015.10.03

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売れなくなる不動産は、住みにくいお家のこと、、

新築だったら、建物の付加価値もあります。。

新築だから、価格がその分安かったから、

それも購入動機のひとつです。

 

ただそれが 何年か経ち中古住宅になった時に その不動産の価値が決ります。。

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暮らしにくくなるお家、

 

1.土地のかたち

三角地や敷地延長の旗地は、後々再利用・活用する選択肢が

限られてしまいます。

敷地延長でも、間口が3.0m(最低2.70m)あれば、

車を駐車していても、その横を自転車や車いすが通れますが、

それ以下となると、ちょっと厳しい。。

 

逆に間口が3.0m以上の敷地延長の場合、 うまく利用すれば

奥に入っている分お家はとても静かですし、

プライバシーも守られます。

それにその小道をデザインすれば、個性ある素敵なアプローチにも、

 

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逆に2.5mになってしまうと、やはり厳しくなってしまうのです。

やはり地形は、利用しやすく間口が少しでも広い土地が良いですね。。

 

2.幹線道路沿い

昼間は生活音もありますので、あまり気にならない騒音ですが、

夜になりあたりが静かになると、車の走行音やヘッドライトの光は

気になるものです。

もちろんある程度は慣れてくると思いますが、

建物がだいぶ古くなったお家を購入する時の選択肢とすると

やはり厳しくなります。

これは広い道に限られません。

道路の幅員が4.0mであっても、朝の通学路での抜け道になっていたり

すれば同じです。

逆にひろい10m以上の道路沿いでも、歩道が6.0m+街路樹があり

開放感や陽あたりの良さが際立つ場合は、プラスとなります。

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3.低地にある

周辺よりも 低い土地、川沿い、水路沿いの土地は、

元々地盤が良くありません。

新築時には土地改良を行ないますので、建物は問題なくても

少しの雨でも道路冠水するようですと、ゲリラ豪雨や台風など

予想以上の降雨量となると、床下浸水等も考えられます。

大雨で河川が決壊しますと大きな災害となってしまいます。

勿論衛生上もよくありません。

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4.お部屋が暗いお家

陽がささないお家は、風もなかなか抜けない立地です。

新築で照明器具も新しければ、多少のことは我慢できますが、

やはり築が古くなり、建物の傷みも早くなりますので

中古住宅となりますと、どうしても販売条件は厳しくなってしまいます。

 

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5.交通便がよくない立地

まずは駅まで徒歩15分以内。

通勤・通学で駅まで歩いていける距離が基本です。

バス利用であっても、10分以内。

バス停から徒歩5分以内であり、

時間を気にせずにバス停へ行ける位のバス便数があること。

これがやはり基本となります。

空家問題でも、駅から徒歩圏内であれば、

それなりに活用・利用価値は見つかりますが

不便なところは益々今後厳しくなってきます。

 

もちろん近くても、駅までの経路が余りよくなければ

同じです。 駅への途中に呑み屋街や繁華街

スナック・風俗店などがあると

住宅地としては敬遠されてしまいます。

 

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色々な条件ばかり気にしていたら、無理のない予算で購入するお家が

見つからなくなってしまうかも知れません。

でも、少しエリアや駅、沿線を変えてみると

素敵に暮らせるお家も見つかるはずです。

今だけでなく、建物が古くなっても、土地だけになっても

価値のある不動産は、

きっといつまでも暮らしやすいはずです。

 

次回は建売でも 暮らしやすいお家と、

ただ箱を作っただけのお家を比較します。

 

 

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