ご実家は首都圏ですか？　地方ですか？　 いま動かないと売却も賃貸も できなくなってしまうかも？

Ａ．ご実家が資産的ゆとりがある場合。　　

60歳以上の両親・祖父母から相続税清算課税制度を

利用して生前贈与を考える。 2500万円までは非課税ですので、

うまく利用したいところです。

現金だけでなく土地・建物の不動産での贈与も可能です。

評価額以上に価値が上がったり、

収益を生んでもらえるものであれば尚更プラスとなります。

ただし不動産の場合は登録免許税・不動産取得税が課税されますので

その費用負担は考慮しておく必要があります。

Ｂ．ご両親が不動産をお持ちの場合。

 

１．現在ローンの残債がある場合は・・・　

支払に無理がなく、

完済できるのであれば全く問題はありません。

ただし支払が厳しくなりそうな場合は、

早めに金融機関への相談が必要です。

内容によりリスケも含めて対応してもらえるはずです。

遅延となっていても早めであれば選択しもありますし、

売却するにしても、競売ではなく任意売却により

負担を軽減できる可能性もあります。

ただし催告に応じず支払が3ヶ月～6ヶ月遅滞してしまいますと、

保証会社による代位弁済となり 競売となってしまいますので、

何よりも早めの対処が必要です。

放置しますと競売となってしまいますので、

何よりも早めの相談・対処が必要です。

そのなかで一番トラブルとなるケースは、

ご両親が住宅ローンを組む際に 子供を連帯債務者としている場合です。

万一の場合子供に全額の支払い義務が生じます。

昔のことなのであまり覚えていない方もいらっしゃいますので、

確認が必要です。

２．ローンが無い場合でも・・・

将来の相続資産ですので、

その時に処分等も含めて考えるのが一般的です。

ただし日本全体での人口減少が顕著化し、

僅かながら増加となっているのは首都圏の一部と 沖縄・愛知・福岡

のみの現状を考えますと もし売却するのであれば

今しかない状況になっています。

 

 

この埼玉県も人口は増加していますが、

それは県南の都心近辺の一部みで

すでに県北の本庄や深谷などでは駅まえの利便性の良い不動産でも

空家が目立ち、買手、借手も付かなくなってきています。

その為首都圏の都心近郊以外にある不動産は、

売れる時に売却しておく方がいいかもしれません。

 

 

更に空家問題により、

建物が在っても危険な状況の特定空家とみなされますと、

固定資産税の軽減も受けられなくなり

今まで以上に税金が高くなってしまいます。

 

不動産は売却（換金）･収益（利用）が出来なければ、

ある意味価値は無くなってしまいます。　　　　　　　　　　　　　　　

人口・世帯数の減少により、

需要が減るエリアにある不動産は、　

換金できなくなってしまうだけでなく　　　　　　　　　　　　　　　

毎年固定資産税や維持管理費は掛かりますので、

将来にわたり負の財産となってしまうかもしれません。　　　　　　　　　　　　　　　

先送りするほどマイナスは大きくなりますので、

せっかくの大事な財産を

少しでも目減りさせないために　　　　　　　　　　　　　　　

早めの査定と売却・収益を含めた検討をお勧めします。