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「住まい」について今旬に感じたことを掲載しております。

80歳 まで住宅ローンを組んでも大丈夫?(ローン完済が65歳を越す方)

2015.06.04

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定年後60歳以降に住宅ローンの支払が残っていたとしたら、暮らしは成り立つのでしょうか??

繰り上げ返済をすれば・・・・

夫婦共に親の家があるから・・・・

だからたぶん大丈夫?

 

本当に大丈夫でしょうか??

 

定年を60歳 その後再雇用で65歳までとしている会社が大半です。

ただし雇用は維持されますが 現役時よりも収入はダウンしてしまいます。

また日本の不透明な年金制度の基、昨年年金制度改正法が成立しました。

これにより厚生年金基金の廃止などもあり、年金給付額が減る可能性もでてきました。

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下記は総務省統計局発表による2014年度、世帯主65歳・

配偶者60歳の無職二人世帯の 毎月の家計収支です。

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これによりますと、夫65歳の家庭での住居費は毎月16,045円(6.7%)です。

これは 65歳以上の方は既に家を所有しているため毎月家賃の支払はなく、

また住宅ローンを組んで購入していたとしても、

既に完済していることを前提とした収支となっています。

それでも毎月61,560円の赤字となる計算です。(年金等がしっかりもらえても)

しかしこの金額でしたら夫婦二人とも健康であれば、パートでもアルバイト

貯蓄の切り崩しでまかなえる範囲の金額です。

ただ65歳を過ぎてまだ住宅ローンの支払いが月10万円あるとしたら・・・

再雇用終了の65歳以降も、毎月16万円・年間約200万円近い収入を得なければ

基本的な老後の暮らし自体が成り立たないことになるのです。

 

マンションの場合は更に管理費・修繕積立金・駐車場代なども加算されますので

年間250万円以上にもなります。

(2000万円の貯蓄も8年で底をついてしまいます)

そのため 賃貸でなく持ち家で、且つ65歳までに住宅ローンが完済出来ていれば、

とりあえず暮らしは成りたつことになります。

 

しかし残念ながらそれだけのゆとりがなく     

既に最長の80歳まで(完済が65歳超)の

住宅ローンを組んでいるとしたら・・・ 

老後の暮らしを見据え、

今出来ることを実践していく必要がありそうです。

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